西洋剣とはヨーロッパで使用された刀剣のことです。くくりが大きいので一括りに語るのも難しいのですが、ざっくりとした傾向を挙げるのならば次のようになると思います。
片刃と両刃
西洋剣には両
日本映画のジャンルの中に、任侠映画というものがあります。海外でいえばマフィア、日本ではヤクザと呼ばれる人々を題材とした映画です。その映画の中で活躍するのが長ドスで、映像等を通して見たことがある方も多いのではないでしょうか。
そもそもドスとは何か、そこからご説明していきましょう。ドスの語源は短刀を使用して人を脅す行為からきており、頭の「お」が省略されて「ドス」と、鍔のない短刀を呼び始めたのが始まりとされています。長ドスはその延長線上にあり、鍔のない長脇差のことです。
長脇差は、脇差の中でも一番長いもので、小太刀とも呼ばれています。別称からも分かるように太刀の補助する役割を担い、武士は太刀である本差と一緒に腰に備えていました。
江戸時代、武士は先述した2本の刀を所持していましたが、一般庶民は帯刀を認められていません。しかし、護身用の武器は必要不可欠とされ、そこで流行したのが脇差です。脇差はあくまで刀の補助的な存在であり、刀ではないことを逆手に取り、庶民の間で所持することが広まりました。
小脇差等の脇差は、本差である刀よりも刀身が短く、素人でも扱いやすかった為、庶民の護身用として使用されていました。一方、長脇差は本差を所持出来ないものの任侠者等の武器を必要する人々に重宝される結果となったのです。次に映画で脇差を見かけた際には、その違いにもぜひ注目して見ると面白いかもしれません。