日本刀と西洋剣の違い：それぞれの利点とは
西洋剣とはヨーロッパで使用された刀剣のことです。くくりが大きいので一括りに語るのも難しいのですが、ざっくりとした傾向を挙げるのならば次のようになると思います。
片刃と両刃
西洋剣には両刃の刀剣が多いのに対して、日本刀は片刃がほとんどです。片刃の場合遠心力を活かしやすいので斬れ味に部がありますが、両刃の場合刃を返さなくてもいいので素早い攻撃が可能という利点があります。
反りありと反りなし
また西洋剣には日本刀特有の反りが見られないタイプが主流といえます。引き切りが強みの日本刀と違い、西洋剣は刺突に特化しており、鎧の隙間を突いて攻撃するのに効力を発揮しました。
耐久力の差
また西洋剣は重みがあり、耐久性重視の造りな傾向がありますね。その耐久力と重みを活かし、勢いで鎧をかち割るといった使い方もされます。ヨーロッパで両刃の剣が普及したのは、ヨーロッパでは激しい集団戦がメインであり、耐久力と使い勝手の良さが重視されたからでしょう。
