日本刀の構造

日本刀の構造/各部名称

日本刀は刀身と外装である拵えで構成されています。また拵えは鞘(さや)/柄(つか)/鍔(つば)の3つに分けられます。刀身・拵えは双方とも部位により細かく名称付けされています。

 

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刀身

日本刀の本体、刃のある鋼部分です。一般的に日本刀は片刃であり、刃のない側は峰(もしくは棟)といって厚みがあり斬れない部位になっています。刃と峰の間には膨らみがあり量感を出しています。また刀身には焼き入れの際の処理で現れる刃文と呼ばれる美しい紋様が走っており、鑑賞の際の見所になります。【⇒⇒刀身についてさらに詳しく

 

鞘(さや)

刀身を包む為の覆いのことです。刃先の保護と、携帯の際に自分や周りを傷つけないよう安全を確保する役割があります。【⇒⇒鞘についてさらに詳しく

 

柄(つか)

刀身の持ち手部分にする部分(茎(なかご))に差し込み、しっかり握り・振れるように保護する役割を持ちます。また握りをよくする為に帯状の細い紐を巻きます。柄には「目釘孔」という穴が空いていますが、ここに「目釘」という棒状の固定具を入れることで刀身と柄を固定できるようになっています。【⇒⇒柄についてさらに詳しく

 

鍔(つば)

柄と刀身の間に挟み、柄を握る手を保護する部位です。また刀身と柄の重量バランスを取るという重要な役割も担っています。【⇒⇒鍔についてさらに詳しく