日本刀の反りの種類

samuraisword20180411

 

日本刀の最大の特色ともいえる「反り」。

 

反りの役割については【日本刀の反りの意味:反りなしとの違いは?】にて紹介しましたが、実用面だけでなく芸術面においても重視され、日本刀鑑賞における見所の一つです。

 

そして一口に反りといっても、以下のように様々なタイプの反りが見られます。

 

腰反り(こしぞり)

刀身が峰側にあたかも倒れるように、手元に近い所に反りの中心があるタイプです。

 

中反り(なかぞり)

反りの中心が刀身の中心にあるタイプです。

 

先反り(さきぞり)

物打ち(先端から10cmほどの部分)から切先にかけて反りのついたものです。

 

内反り(うちぞり)

刀身の反りが刃のほうに反っているものです。大抵反りは峰のほうにつくものなので、珍しいタイプですね。