日本刀の目釘について

目釘とは、柄と刀身の茎を固定する為の棒状の固定具です。

 

柄と柄に差し込まれた茎(なかご)には目釘孔という穴が1〜2個あり、その穴に目釘を通すことにより両者が固定されます。

 

古来目釘には金属製のものが使われていましたが、刃切れを起こす為木製のものが使われるようになりました。木の種類は主に竹で、3年以上寝かせて乾燥させてから使用します。

 

刀身制作において、茎に目釘穴を空けるのは最後の仕上げの段階です。そしてその穴の位置に合わせて柄の穴の位置も決定します。