室町時代の日本刀の特徴

室町時代の日本刀の特徴

室町時代の日本刀の特徴

室町時代初期には「小反り」と呼ばれる一派が活躍しました。小反りとは【兼光/長義/元重/吉井/大宮など】のどの流派にも属さない刀工の総称で、小反りの名工としては備前長船盛光、康光、家助、経家などが知られています。

 

この時代の日本刀の特徴

南北朝時代に流行した長大・豪快な大太刀は下火となり、腰反りのついた優美な刀が増えていきます。いわゆる脇差が積極的に制作されました。

 

戦闘様式の主流が、騎馬による集団戦から集団的な徒歩戦や室内戦闘にシフトし、鎬作りの短い刀の需要が増したのです。正武装の太刀(打刀)+予備武装の脇差という二本差しスタイルが生まれたのもこの時期です。

 

 

刀の需要の再来

室町時代(1336年〜)しばらくは平和の世が続き、刀の需要は低下していましたが、応仁の乱(1467年)で戦乱が再勃発すると、また需要が膨大化します。

 

膨大化した需要に追いつく為、低コストで粗悪な「数打物」と称する刀が量産され、雑兵用に刀をレンタルさせる「お貸し刀」というシステムまで作られています。

 

また量産の生命線でもあるたたら製鉄技術が発展し、数々の大規模な製鉄場がつくられ、今でも跡地が残っています。

 

戦国時代における日本刀

戦国時代に入ると各地で刀剣生産が行われ、武将の中には自分にふさわしい刀を特注する者もいました。特注でつくられた刀は「注文打ち」と呼ばれ名刀揃いになっています。

 

大規模な合戦が増えたことで、戦闘の様式や刀剣の役割が変化していきました。長期戦に耐えうる、片手持ちから両手持ちに適した形態のものが増えたのです。また刀身は身幅は広く、重ねは厚く、切先は長くなっているのが特徴的です。

 

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