日本刀の鞘の作り方
日本刀の鞘は刀身の保護と、携帯する物の安全面を確保する役割を持つ重要なものです。
今回はその鞘制作を専門にする職人のことを鞘師の仕事の流れを簡単に解説したいと想います。
日本刀の鞘の材質
材質はホオノキで、加工後の反りを防ぐ為に、10年自然乾燥させてから使用します。
日本刀の鞘制作の流れ
- ホオノキから刀身の長さに合った2枚の板を作ります。
- 2枚とも合わさる面を刀身の形に削り、米粒から作った糊(木工用ボンドでも可)でくっつけ、乾燥するまで紐で縛っておきます。
- 2枚の板がくっついたら、カンナやヤスリなどを使って、鞘の外形を整えていきます。
- 最後には鞘を丈夫に仕上げる為の漆を作り、塗り固めます。(この塗りを専門に行う「塗師」という職人もいます。)綺麗な塗り肌にする為に、何回も塗っては砥ぎということを繰り返します。
動画
Youtubeに文部科学省の鞘師のお仕事紹介動画がアップされていました。