木刀の材質:赤樫と白樫の違い

bokutou20180412

 

木刀の材質には主に樫が使われていますが、同じ樫でも赤樫/白樫/本赤樫など種類があり、それぞれ以下のような違いがあります。

 

赤樫と白樫の違い

赤樫は軽いのですが、その分耐久力に難ありなので強く打ち合うと折れやすいという欠点があります。

 

一方白樫はささくれやすいという欠点がありますが、硬く折れにくいのでコストパフォーマンス上は白樫のほうが優れているといえかもしれません。

 

ただ赤樫は柔らかい分、手に衝撃が伝わりにくく疲れにくいというメリットもあるので、結局のところ好みによるでしょうね。

 

ちなみに白樫はかつて警察の警棒としても正式に採用されていました。

 

本赤樫

一般に赤樫として売られているのは、イチイ樫と呼ばれる赤樫に近い品種のものです。本物の赤樫は「本赤樫」として売られており、最も強度があり折れにくいのですが、非常に希少なので赤樫の倍以上と値段が高いです。

 

本赤樫よりさらに希少な枇杷(ビワ)とは

木刀の材質として最上とされているのが、枇杷(ビワ)です。その希少性から現在10万円近くしますが、その粘り強さと弾力には定評があり、昔から剣道・剣術用の木刀として好まれました。

 

動画

Youtubeに木刀の職人さんのお仕事紹介動画がアップされていました。