大太刀の特徴:長さ/重さ/使い方/運び方など

大太刀とは刃渡り3尺(90cm)以上もある長大な太刀のことです。別名として「野太刀」、「背負い太刀」などがあります。

 

普通の太刀との違いは、とにかくその長大さであり、中には記録で3mにも及ぶ代物が使われていたこともわかっています。

 

そして重量も1.5〜4kgと相当なもので、あまりの大きさや重さから腰に差すことができず、背に担ぐか、従者に運ばせて携行するのが一般的でした。

 

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大太刀の運用方法

大太刀の特徴|長さ・重さ・使い方・運び方など

 

基本的に下馬戦闘用の武器ではなく、騎馬戦闘用の武器で、馬の走る勢いを利用して馬上から歩兵をたたき切るのに使用されました。

 

また腕力に自信がある武士が白兵戦で使用する場合もあり、リーチを活かして馬上の敵を攻撃することもできました。

 

実用面のみならず、そうした様子を見せることで剛毅さを誇示できる武器としても人気があったようです。