木刀の特徴:竹刀との違い

木刀も竹刀もどちらも剣術稽古に使用されますが、その構造や材質の違いから、細かい用途には違いがあります。

 

材質の違い

竹刀の材質にはその名の通り竹が、木刀には赤樫・本赤樫・白樫などが使われています。竹刀にも木材が使われているので木刀と言いたいところですが、通常竹刀は木刀には含めません。

 

 

 

重さや構造の違い

やはり材質や構造が違うので必然的に重さも違いがあり、柔らかい竹から出来た竹刀よりも、樫などの硬い木から出来た木刀のほうが重みがあります。また竹刀は縦に8分割した竹片4本を合わせた構造なので、内部に空洞があり、密度がる木刀よりも軽く、弾力もあります。

 

用途の違い

木刀は主に組太刀や型稽古の為に用いられるのに対し、竹刀は主に自由な打突の練習の為に使用します。軽く弾力がある竹刀と違い、非常に硬く重い木刀を実際に相手に当ててしまうと、骨折など怪我の恐れがある為です。

 

形態の違い

木刀というのは基本的に日本刀のように反りが設けられていますが、竹刀はどれも真っ直ぐになっています。