よく漫画やアニメなどフィクションでは、右利きの大太刀使いの場合、右肩から左腰にかけて大太刀を背負っていますよね。
作品内では何の問題も無く実に豪快に刀を抜いていますが、実際には大太刀をこんな風に
日本刀を扱う人物が刀の刃ではなく峰の方で打つ「峰打ち」を行う場面は、時代劇や漫画などではよく目にすると思います。
主に相手を殺めずに倒す目的に用いられる技ですよね。両刃でない日本刀だからこそ出来る技です。
「心配するな、峰打ちだ」とはよく聞くセリフで、危険のない技と認識されがちですが、日本刀というのは実はかなり重く硬いので、まともにくらうと骨折、当たり所によっては致命傷になることもあります。
時代劇においては峰打ちが演じられる場合、視聴者にわかりやすいようにあらかじめ刀を反転させ峰を向けてから斬りかかっていますよね。
しかしこれは刀身の重心がずれ威力が出ないことや、殺意がないことが伝わってしまうので、実際には普通に斬りかかって相手の体に触れる寸前で刃を返すという手法がとられていました。