大太刀の抜き方:どうやって抜くの??

よく漫画やアニメなどフィクションでは、右利きの大太刀使いの場合、右肩から左腰にかけて大太刀を背負っていますよね。

 

作品内では何の問題も無く実に豪快に刀を抜いていますが、実際には大太刀をこんな風に背負ってしまったら、鞘から刀身を引き抜くこと困難とされています。

 

というのもこの背負い方では

 

  • 硬い鯉口を切りにくい。
  • 頑張って抜いてもあまりに大太刀が長いので抜ききる為の手の長さが足りない。

 

等の問題が発生する為です。

 

実際の大太刀の抜き方

この問題を解決するには、(右利きの場合)鯉口が左肩側にくるように背負わなければいけません。

 

そして

 

  1. 左手で左肩から出ている鍔元を掴み、刃を上に、鯉口を向かって正面に向ける。
  2. 鍔元を固定した状態で、右手で柄を持って鯉口を切り、そのまま右手を前に押し出す形で抜く。

 

という流れで刀を抜くのです。またこの背負い方だと納刀も自力で行うことができ実用的なのです。