日本刀を扱う人物が刀の刃ではなく峰の方で打つ「峰打ち」を行う場面は、時代劇や漫画などではよく目にすると思います。
主に相手を殺めずに倒す目的に用いられる技ですよね。両刃でない日本刀だからこそ出来
時代劇などでは抜いた刀を非常にスムーズに鞘に収めています。
小さな鯉口をろくに見ずに、よくあんなスッと刃を通せる物だと関心してしまいますが、実は納刀には失敗しない手順・コツがあるので、これを知っておくと練習すればうまくいくようになります。
刀を納める時の流れは刀を抜く時の手順の逆と考えてください。
刀を帯刀している状態と仮定して、右手に刀を持ち、左腰に鞘を携えている状態からスタートです。
このような流れになります。
時代劇などで鯉口を直接見ずにスムーズに納刀できているのは、親指の付け根で刀の位置をしっかり感じているためなのです。
指を傷付けないのも峰のほうを下に向けているからなのです。
ちなみに日本刀でも大太刀などは背に背負って携帯しますが、その場合の納刀方法はまた違ってきます。
また同じ納刀であっても流派によって教えが違う場合もあります。例えば納刀の際に順手⇒逆手と持ち帰る流派もあります。
▼納刀の参考動画/Youtubeより