日本刀の基本的特徴/雑学

日本刀の基本的特徴/雑学

日本刀の基本的特徴/雑学記事一覧

日本刀は切れ味による分類が存在します。文化12年(1815年)山田浅右衛門は、たくさんの刀の試し斬りを行い、刀工ごとに斬れ味をランク付けし『懐宝剣尺』という書物にまとめました。(後に追加版の『古今鍛冶備考』も出版されました。)斬れ味が良い順に、最上大業物(さいじょうおおわざもの)14工大業物(おおわざもの)19工良業物(よきわざもの)54工業物(わざもの)90工の4ランクに分けられます。低ランクの...

真剣とは鋼鉄で出来た本物の刀剣を指す言葉で、竹刀や竹光、木刀といった武芸や演劇用のレプリカの刀に対置する時に使う言葉です。また演劇用に本物そっくりにした刀を模造刀といい、模造刀には、竹を刀身状に削ってアルミ箔を張った竹光や、鋼鉄ではなくジュラルミンを主成分としたジュラルミン刀などが使われています。真剣と模造刀の見分け方・判別方法素人目には模造刀と真剣との見分けは難しいかもしれませんが、以下のポイン...

日本刀(真剣)の所持に免許はいるの?という質問はよく目にします。確かに日本には銃刀法がありますので、(包丁を除く)刃渡り5.5cm以上の刃物の所有は禁止されており、法律にならえば刃渡り約60?73cmもある日本刀はアウトです。しかし実際は日本刀を所持している人はたくさんいますよね。これは都道府県に届け出を出せば、文部科学省管轄で、あくまで武道用の道具、美術品としての所持は認められている為です。いわ...

世界の刀剣は非常に様々な種類がありますが、大きく二分すると片刃のものと両刃のものとに分けられますよね。そして日本刀といえば片刃が一般的です。「なぜ片刃なのか。両刃のほうが強そうなのに」と漠然と疑問に思われる方も多いかと思いますが、両刃と比べた時片刃には以下のような利点があります。片刃のメリット鍔ぜり合いになった時に自分の刀で傷を負うリスクがない。峰に手を添えて体重をかけ斬り裂くことが出来る。刃のつ...

西洋剣とはヨーロッパで使用された刀剣のことです。くくりが大きいので一括りに語るのも難しいのですが、ざっくりとした傾向を挙げるのならば次のようになると思います。片刃と両刃西洋剣には両刃の刀剣が多いのに対して、日本刀は片刃がほとんどです。片刃の場合遠心力を活かしやすいので斬れ味に部がありますが、両刃の場合刃を返さなくてもいいので素早い攻撃が可能という利点があります。反りありと反りなしまた西洋剣には日本...

日本刀と包丁。用途が違うのは言うまでもないのですが、構造的な部分では、どちらも刃物で片刃の刃物…本質的には同じような感じもしますね。日本刀って包丁を長くしたようなものじゃないの?という疑問が出てきてもおかしくありません。私自身もちょっと整理してみたくなったので、ざっとまとめてみました。材質の違い日本刀と包丁では使用する材質が違います。日本刀の主な原材料は「玉鋼(たまはがね)」という山から採れる砂鉄...

日本刀は「折れず」「曲がらず」「良く切れる」の条件を実現する為に、非常に高い強度を誇っています。その強度は作刀工程の一つ「鍛錬」と、刀身構造にあります。鍛錬と強度鍛錬とは、日本刀の原料である鋼鉄を、赤熱するほど高温に熱し、何度もハンマーで叩き延ばしては折り返し重ね、折り返し重ねといったことを何回も繰り返す作業のことです。この鍛錬を行うことで、鋼の炭素などの不純物を除去・均質なものになり、実用に耐え...

日本刀は非常に丈夫に作られているので、簡単には刃こぼれは起こさないようになっています。しかしどんなに強固な刀であっても、その刀身と同じ強度か、それ以上の強度の物体(刀に限らず)の衝撃が加われば、刃こぼれは起こるでしょう。また鍛錬で不純物が完全に取り除けなかった場合、あらかじめ傷が出来ていた場合など、そこから刃こぼれを起こしやすくなります。粗悪な刀はやはり刃こぼれを起こしやすくなってしまいます。ただ...

日本刀は無駄がないスラッとしたフォルムなので一見とても軽そうにみえます。しかしあのスラッとした刀身は、鍛錬で何度も叩き延ばしては折り返し重ねた何層もの鋼鉄でできているので、見た目に反してかなり重みがあります。鞘を払った柄や鍔などの外装を施したものの計量は、平均的には1kg程度になるでしょう。軽いものは800g、重いものだと1.5kgほどになります。時代劇などでは軽々と片手で振り回し激しい殺陣を演じ...

名刀とはようするに優れた刀のことなのですが、そもそも何を持って「優れている」と判断するのかといのは日本刀をどのような視点で見るかによって変わってきます。ここでは名刀とされるいくつかの価値基準を挙げてみたいと思います。よく斬れる刀簡単に思い浮かぶ名刀の定義としては、「よく斬れる刀」「丈夫な刀」というのが挙げられますが、これは実用性を重視する視点から見た場合の価値観です。美しい刀視点を変えてみて、日本...

まず日本刀の製造には文化庁の許可が必要とされます。そして文化庁からの許可を得るには、刀工資格を持つ刀工の元で5年以上の修行を積み、文化庁が主催する実地研修会を終了する必要があります。つまりまずは師匠に弟子入りする必要があるわけですが、これがなかなかハードルが高いのです。刀工の多くは経済的に恵まれているわけではないので、弟子をとることに消極的な為です。現在活動する刀工は300人ほどとかなり少なく、受...

日本刀(真剣)の値段は本当にピンキリで、安いものだと数万円、高いものだと数千万だとか数億という世界です。ただ億レベルの真剣(国宝級)となると、美術館や歴史館など入るところに入ってしまっているので、まず個人は手が出せないと思います。日本刀集めを趣味にしている人もいますが、ほとんどはレプリカか数万円代の安価な真剣のコレクターです。レプリカの値段レプリカ(模造刀)ならば数千円から数万円で購入できるので、...

日本刀の名前の多くは、作者の名前に由来しています。有名どころだと正宗、虎徹、和泉守兼定、村正、長船、粟田口、陸奥守吉行などが挙げられますね。ただ刀工は自分が作った全ての刀に名前を付けるわけではありません。刀工が作った刀のうち、最も出来がいいとされる刀を「真打ち」と呼び、これに自分の名をつけるのです。作者以外の名前の決め方作者の名前以外だと刀の使い手に由来…例)犬養虎徹など斬れ味に由来…例)石灯籠切...

時代劇などで刀を抜く前に、親指でクンと鍔を押して刃をわずかに覗かせる動作を見た経験のある人は多いと思います。演出上の「チャキッ」と響く効果音もあいまって格好良いですよね。「鯉口を切る」というのは、まさに見慣れたあの動作のことを指しています。鯉口とは何か鞘の空洞は刀身を傷付けない為に少し大きめにしつらえる必要があります。しかし鞘には刀身の保護と、我が身や周囲の安全性を確保する役割がありますので、スル...

日本刀は左腰に帯刀し右手で抜く、というのがよく知られたスタイルだと思います。しかし右腰に刀を指した侍というのは見ないですよね。左利きの侍はいなかったの?というのは当然出てくる疑問だと思います。実際日本刀は左利きであっても刀は左腰に差すのですが、左に差すのにはしっかりとした理由があります。急所の位置を意識まず理由の一つは心臓の位置が左の胸だからです。つまり右手で刀を持った方が相手の左胸を突きやすくな...

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